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水道工事や設備工事に関しましてはその状況により大きく工事金額が変わってきます。
しかし、見積りや工事を依頼される前のほとんどの方は皆目検討もつかないのが現実だと思います。
どんな工事であれ、本来であれば、現地を拝見し、御見積りを作成させて頂くのがベストですが、
その前に参考になればと思い、弊社へのお問い合わせの多い中から、いくつかのケースで工事金額
事例の御見積書を公開したいと思います。
昨今の原油、金属等の値上がりにより、バルブ類、鉄管、パイプ類の価格も変動致しますので御注意
下さい。
工事金額は一概には言えませんが参考にして頂けたら幸いです。
各御見積書はPDFファイルにて作成しています。
以下のPDFファイルをご覧になるためにはAdobe Acrobat Reader (無料)が必要となります。
Adobe Acrobat Reader(無料)ダウンロードページへ
@ 水道メーター廻り配管更新工事
A 給水ポンプ交換工事
B 直結給水工事 CASE1(賃貸マンション編)
C 直結給水工事 CASE2(賃貸マンション編)
D マンションの一室、給水、給湯管敷設替え工事
(番外編)直結給水工事に関しての私見
現場:都内某所、築19年 3階建て 7世帯のマンション
状況:各階のパイプシャフト(配管や配線が集まっている場所)の中にある水道メーターの前後の
給水管が古い鉄管の為、腐食により劣化。
水道局から、水道メーターを交換する際、給水管が折れてしまう恐れがある為、メーター廻りの
給水管を取り替えるよう指導があったとの事で7世帯全ての工事を施工。
給水立管の分岐部分から、メーター用のバルブ、ソケット、逆止弁及びメーター2次側の一部分
を交換。
給水管には腐食しない硬質塩化ビニール管を使用。
(参考写真を参照)
施工状況:パイプシャフトの中は広く、古い給水管をはずす際もガスメーターなどが邪魔せず、容易に
施工可能。工具を使う際も障害物等の干渉がない。
また、コンクリートのハツリ等も発生しない。
以上の事を踏まえての御見積りとなります。
参考写真(こちらの写真の現場の御見積りでは御座いませんのでご了承下さい。)
クリックで拡大します。
水道メーター廻り配管更新工事御見積書(表紙)
水道メーター廻り配管更新工事御見積書(明細)
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現場:都内某所、5階建て 1階が賃貸の事務所、以降上階が賃貸住宅
状況:1階に設置されている自動交互運転式の給水ポンプのうち1台がモーター焼き付きにより故障。
残る1台も異音が発生し出している。
ポンプメーカーに異音の原因を調べてもらったところ、ポンプ本体の減圧弁、圧力タンク等の
故障との見解。修理するとしても、本体の交換と同じ位の金額が掛かるとの事。
ポンプ本体の年式も古い(約18年使用)との事もあり、寿命とも考えられるので、ポンプユニット
全てを交換するとの結論になった。
ポンプ設置状況:建物前面道路にポンプ搬入及び搬出用の車が横付け出来、ポンプ室も1階にある為、
搬入、設置には非常に便が良い場所。
以上の事を踏まえての御見積りとなります。
給水ポンプ交換工事御見積書(表紙)
給水ポンプ交換工事御見積書(明細)
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直結給水 施工例の物件です
現場:東京都新宿区、5階建て
工事前の給水方式:地階に設置してある受水槽とポンプにて5フロアー、5世帯を給水
5階建てのこちらのビルは1フロアー1世帯。
全てのお部屋をご家族(身内)で住まわれています。
(各階に水道メーターの設置あり。)
水道局へ依頼し、水道本管の圧力を測定してもらうと0.35Mpaとの回答。
5階建て、5部屋分の水量、水圧を確保出来る為、既存の受水槽、ポンプを撤去し、直結給水にしま
した。
本来であれば「特例直結給水」扱いとなり、既存の受水槽用水道メーターをメーターバイパスユニット
へ交換する必要があるのだが、水道局と協議の結果、建物の居住者がご家族(身内)という事で
(受水槽用)親メーターの交換の際、断水の影響が少ないと判断。
メーターバイパスユニットの設置を免除されました。
道路下の水道本管(以降、水道本管)及び敷地内までの給水引込み管(以降、給水引込み管)
がどの部分であるかは図1参照。
図1(クリックで拡大します。)
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A:道路下の水道本管
B:給水引込み管
C:水道メーター |
以上の事を踏まえての御見積りとなります。
直結給水工事 CASE1御見積書(表紙)
直結給水工事 CASE1御見積書(明細)
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現場:都内某所、3階建て、6世帯(全て1ルーム)のマンション。前面道路幅員4m
工事前の給水方式:屋外に受水槽と給水ポンプがあり、(屋上の高架水槽はなし)ポンプにて各部屋
へ給水。
道路下の水道本管(以降、水道本管)から、敷地内までの給水引込み管(以降、
給水引込み管)の太さは25mm。(こちらの場合、受水槽までの給水管も25mm)
道路下の水道本管(以降、水道本管)及び敷地内までの給水引込み管
(以降、給水引込み管)がどの部分であるかは図1参照。
図1(クリックで拡大します。)
注:(直結給水工事 CASE1の図と同じものです。)
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A:道路下の水道本管
B:給水引込み管
C:水道メーター
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受水槽を撤去し、水道本管からの直結給水方式にする際の問題点・・・・・
給水ポンプを撤去するという事は、既存の水道管では水圧や水量が少なくなります。
まず、こちらの場合、6世帯分の使用水道量や水圧がまかなえるように給水引込み管を
40mm以上の太さに増径する必要があります。
ゆえに道路を掘削し、水道本管から新たに水道を引込みし直す事になります。
以上の事を踏まえての御見積りとなります。
直結給水工事 CASE2御見積書(表紙)
直結給水工事 CASE2御見積書(明細)
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〜〜直結給水工事に関しての私見〜〜
直結給水工事 CASE1及び直結給水工事 CASE2の御見積りをご覧になっていただけると
よくわかるのですが、同じ直結給水工事でも、道路から敷地内に敷設されております既存の水
道管の太さや建物の概要、用途、世帯数等により工事金額は変わります。
例えば、その建物をあと何年もたせるかによっても考え方もかわってくると思います。
あと30年であれば、例えば給水ポンプの寿命が15年だとし、最低、2回の交換工事が必要に
なってきます。
2回分のポンプ交換工事費用を概算で算出してみて算盤が合うようであれば、道路下の水道本管から
の給水管引込み直し工事が必要な場合でも、直結工事を考えてもいいかもしれません。
ポンプの故障等のリスクもなくなります。
(実際には給水ポンプに掛かる電気代などもあり、計算は結構複雑かもしれませんね。)
ですが、最終的に決断されるのはお客様です。
お客様の不利益になる事は決してお勧めできません!
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現場:都内某所、分譲マンションの一室(3LDK) 築25年
状況:室内の給水管と給湯管が古い鉄のパイプが使われていて、パイプの腐食により漏水。
(参考写真を参照)
階下の部屋にも水が漏れていってしまった。
現状の給水管と給湯管は部屋の床下に配管されており、階下の天井を解体する事なく、
漏水している部屋の床を解体する事で給水管と給湯管を全て敷設替えする事が出来る。
参考写真
鉄管使用によるパイプの腐食 |
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対応策:床を全て解体するのではなく、床の所々に点検口を設け、その開口部から給水管と給湯管
を敷設替えする
給水管と給湯管には、半永久的に腐食がなく、また限られた開口部分からの敷設替えの施工
が可能なポリブテン製のパイプを使用する。
浴室(ハーフタイプのユニットバス)系統の給水管、給湯管は浴室を解体しないと隠蔽配管
する事が出来ない為、浴室内の露出配管とする。(配管用化粧カバーを取付ける。)
また、お客様の御希望により同時に給湯器も交換する。(約15年使用)
給水、給湯管工事に伴い、こちらの部屋の内装の復旧も発生するが、階下の部屋の内装工事
復旧は保険対応とする。
以上の事を踏まえての御見積りとなります。
給水、給湯管敷設替え工事御見積書(表紙)
給水、給湯管敷設替え工事御見積書(明細)
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